編集者さんのお話。

こんにちは。ゆうきです!(∵)/
大学は夏休み目前!
現在は期末試験やレポートの提出締切日が続いています。

そして昨日(月曜日)はゆうきも校正の授業の期末試験があったのですが、
試験の後、先生のご紹介で、陸風社という編集プロダクションから齋藤賢一さんという方がゲストとしてお話に来て下さいました!
実際の現場での編集のお仕事など、とても貴重なお話を聞くことが出来ました。
一部ではありますが、齋藤さんのお話を紹介したいと思います。

まず、編集というお仕事に、皆さんはどんなイメージを持たれていますか?
漫画家さんや小説家さんの担当の編集さん、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか?
実は私もそういったイメージを持っていたのですが、実際はそういった編集のお仕事はほんの一握りだそうです。

次に、編集プロダクションとはどんなお仕事をしている会社か知っていますか?
編集プロダクションは出版社と同じだと思われるかもしれませんが、実際は少し違います。
出版社では基本的に書店で売るための本を作ります。
それに対し、編集プロダクションでは、書店で売るための本だけではなく、駅に置かれている観光ガイドや、会社の社内報等も作ります。
また、編集プロダクションでは出版社が企画した本のコンセプト等を元にして中身の企画を行うこともあります。
出版社と編集プロダクションは、いわば、メーカーと工場のような関係だそうです。

さて、出版業界と言えば、ずっと不況だといわれています。
しかし、書店に行ってみると、いつでもたくさんの新刊本が並んでいます。
どこが不況なんだろう?と思ったことはありませんか?
実は、このたくさんの新刊本こそが出版業界の不況の表れだそうです。
ここ数年、本の発行点数は増えていますが、それぞれの出版部数は減少しているそうです。
本があまり売れないから、本の点数を増やす。
しかし、本の点数を増やすと必然的に、その製作費がかかってしまいます。
発行点数ではなく、出版部数が上がらないと、利益は上がらないのです。
そのため、出版業界は不況が続いているそうです。

さて、少しかたいお話が続いたので、ここで齋藤さんが教えてくださった現場のちょっとした裏話を紹介します。
雑誌によくあるインタビュー記事を書くために、電話インタビューやFAXインタビューという取材方法がとられることがあるそうです。
これは、実際に取材対象の相手と会わずに電話やFAXで取材をする方法です。
FAXインタビューでは、質問項目を書いたFAXを取材対象の相手に送信し、返信された回答を元に記事を書くそうです。
時間がない時などにこの方法が用いられることが多いそうです。
インタビューと聞くと、実際に会って話をするというイメージが強かったのですが、FAXという方法もあるのか!と本当に驚きました。

齋藤さんは、編集というお仕事に必要な能力についてもお話してくださいました。
それは、コミュニケーション能力!
編集というお仕事には、人が話したことを理解し、それを自分の中でかみくだいて、他の人に伝える力が必要です。
そのため、コミュニケーション能力は必要不可欠なものだそうです。
そしてもう一つ必要なもの、それは好奇心!
編集というお仕事において、やりたいお仕事ばかりがくるとは限りません。
例えば、ファッションに関するお仕事がしたいと思っていても、釣りに関するお仕事がくる、ということだってあるます。
しかし、そこで幅広い好奇心があれば、自分の担当するお仕事に対して興味を持つことができます。
つまり、好奇心を持って、周りを意識することが大切なのです。
周りを意識して、周りの人と関わる。
それが自分のその先に生きてくる!
どんなことでも今やっていることは、きっとプラスになることがある!
そう考えると、ちょっとつらいことでも楽しく乗り越えられると思いませんか?
これは、私たちの普段の生活についても言えることだなあと感じました。
これから始まる夏休み、色々なことを経験するのにはぴったりの機会ですよね!
皆さんも周りを意識して、素敵な経験を沢山してくださいね!

今日は試験の後に素敵なお話が聞けて、本当によかったです!
ではまた!
ゆうきがお送りしました!(∵)ノシ